現金97万円を盗んで知人女性を殺害か 男を殺人容疑で再逮捕 埼玉

さいたま市桜区で今月、木造2階建ての空き家が全焼して1人の遺体が見つかる火災があり、埼玉県警は26日、群馬県太田市新田村田町の大工、松島金夫容疑者(70)を殺人容疑で再逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 埼玉県警捜査1課によると、松島容疑者は6日午前9時10分ごろから午後6時20分ごろの間に、さいたま市桜区田島9丁目の空き家で、群馬県太田市新田瑞木町の無職木村展子さん(60)の首を圧迫し、窒息死させた疑いがある。 空き家の火災をめぐっては、翌7日午前に現場から遺体が発見され、司法解剖の結果、木村さんと確認された。防犯カメラの映像などから、現場近くで行動をともにする松島容疑者が浮上。県警は、木村さんのスマートフォン1台を盗んだ疑いで8日逮捕し、現金97万円を盗んだ疑いでも送検していた。 2人は知人とみられ、空き家は木村さんの実家だった。松島容疑者は事件当日「荷物搬入を頼まれて(空き家に)訪れた」といい、「金を盗もうと思ったが、逃げる時にばれたので殺した」と供述しているという。(恒川隼、折井茉瑚)

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