去年12月、北九州市小倉南区で中学生2人が殺傷された事件で、逮捕された44歳の無職の男が26日、殺人などの罪で起訴されました。 殺人や殺人未遂などの罪で26日に起訴されたのは、北九州市小倉南区の無職・平原政徳被告です。 起訴状によりますと、平原被告は去年12月、小倉南区のファストフード店で、当時中学3年だった中島咲彩さん（当時15）の腹部を刃渡り11.4センチの狩猟用ナイフで刺し、殺害した罪に問われています。 さらに、中島さんと一緒にいた中学3年生の男子生徒の腰を同じナイフで刺して全治およそ1か月の重傷を負わせ、殺害しようとした罪にも問われています。 検察は今年1月から8か月にわたり、事件当時の精神状態などを調べるため、平原被告に対して2度の鑑定留置を行っていました。 平原被告に対して、刑事責任を問えると判断したとものとみられます。