暴力団組員の男らが男性を連れ去り殺害した事件で、一部の容疑者が事件後にパスポートを申請していたことが捜査関係者への取材で分かりました。 指定暴力団「東組」傘下の組員、三谷晃平容疑者(27)ら男4人は、兵庫県尼崎市の路上などで男性に暴行し、大阪府能勢町の家屋で刃物で脚を刺し殺害した疑いが持たれています。男性の遺体は見つかっていません。 事件をめぐっては、今年7月以降に男性を拉致・監禁した疑いなどで三谷容疑者ら男女10人が逮捕されていますが、事件後、一部の容疑者がパスポートを申請していたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。 兵庫県や大阪府にある旅券事務所の周辺の防犯カメラに、三谷容疑者らが出入りする姿が映っていたということです。 警察は容疑者らが国外に逃亡しようとしていたとみて調べています。