27日朝、名古屋市東区で、車6台が絡む事故があり、7人がけがをしました。警察は、飲酒運転で車に追突してけがをさせたとして31歳の男を逮捕しました。 危険運転致傷の疑いで逮捕されたのは名古屋市中川区の会社員、上野建丞(31)容疑者です。 警察によりますと、27日午前8時ごろ、東区葵の信号交差点で停止中の上野容疑者が運転する車を見た通行人から「車の中で意識がない人がいる」と警察に通報がありました。 現場に駆け付けた警察官が上野容疑者に声をかけようとしたところ、車を急発進させて、信号待ちで停止していた前の車1台に追突しました。 その後、上野容疑者は車をまた発進させ、約100m先の交差点で信号待ちの車列4台に追突しました。 この事故で7人がけがをし、うち軽自動車に乗っていた専門学生の男性(16)が頭の骨を折りましたが、命に別状はないということです。 上野容疑者の呼気からは基準を超えるアルコールが検出されましたが、上野容疑者は、警察の調べに対し、「覚えていない」と容疑を否認しているということです。 警察が当時の詳しい状況を調べています。