加害者が子どもを狙うとき、容姿や性格ではなく「環境」を見ているという事実をご存知でしょうか。アメリカの調査では、貧困・ひとり親・家庭内暴力など5つの家庭環境要因が、子どもの性被害リスクを高めることが判明しています。 なぜシングルマザーを狙う男性がいるのか。どんな子も被害に遭う可能性があるとはどういうことなのか。家庭環境と性被害の関係、そしてリスクを下げる「つながり」の重要性について、小児科医 今西洋介先生の著書よりご紹介します。 ※本書は、今西洋介著『小児科医「ふらいと先生」が教える みんなで守る子ども性被害』(集英社インターナショナル)より一部抜粋、編集したものです。