【AFP=時事】イランは29日、イスラエルの主要なスパイの一人を処刑したと発表した。 司法当局が運営するニュースサイト「ミザン・オンライン」は、「イランにおけるシオニスト政権の主要スパイの一人であるバフマン・チョウビ・アスルが今朝絞首刑にされた」と報じた。 6月、イランとイスラエルは12日間にわたり武力衝突した。これは、イスラエルがイスラム共和国の軍事・政府・核施設に対して前例のない空爆を行ったことをきっかけに始まった。イランは、国家として認めていないイスラエルに対し、ミサイルとドローン攻撃で報復した。 紛争終結後、イラン当局はイスラエルと協力した疑いのある人々に迅速な裁判を行うと明言。その後、モサド(イスラエルの対外情報機関)に協力したとされる個人の一連の逮捕と処刑について発表されている。 イランの司法当局は29日、チョウビ・アスル容疑者はイスラエルの情報機関と「密接に」協力しており、イスラム共和国の重要かつ国家主権に関わるデータベースへの特権的アクセスを持っていたと述べた。逮捕の時期については明らかにされていない。【翻訳編集】 AFPBB News