和歌山市で長女を虐待し死亡させたとして両親が逮捕された事件で、市は去年12月以降、両親と連絡がとれなくなっていたことが分かりました。 平晴流容疑者と妻の菜々美容疑者は、去年秋ごろから今年7月にかけて、当時住んでいた和歌山市の自宅で長女・流菜ちゃんに日常的に暴行を加え、治療を受けさせず死亡させた疑いがもたれています。 和歌山市などによりますと、両親は生後4か月の乳幼児健診を最後に健診を受診させていなかったため、市の担当者は去年3月と12月に自宅を訪問。その際、流菜ちゃんに異常は見られなかったということです。 また、市は今年1月と3月に母親の菜々美容疑者に健診を受けるよう促す電話をかけましたが、電話に出ることはなく、去年12月には面会できていたことから、自宅の訪問までは行わなかったということです。 市は、自宅を訪れた際、流菜ちゃんに異常がなかったことから、児童相談所への通告などは必要なかったとしています。