商業施設で盗撮しようとしたとして起訴された元小学校教員の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めましました。 性的姿態等撮影未遂の罪で起訴されたのは、元広島市立小学校教員の根来弘馬被告です。起訴状によりますと、根来被告は、9月2日午後5時半ごろ広島市中区大手町の商業施設で2回にわたり、当時15歳の女性のスカート内にスマートフォンを差し入れ、下半身を撮影しようとしたとされています。 28日の初公判で根来被告は起訴内容を認めました。 冒頭陳述で検察側は、盗撮方法について、「別の店で先に穴が開いたスニーカーに履き替え、穴から撮影できるようスマートフォンを差し込んだ」などと指摘。また、これまでの事情聴取で根来被告が、「2年前に盗撮犯が私人逮捕される動画を見て、『自分ならもっとうまくやれる』と思った」、「これまでに1000回以上やったと思う」などと話していることが明らかになりました。 弁護側は起訴内容について争わずに情状酌量を求める方針です。 検察側はさらなる追起訴を予定していて、次回の裁判は来年1月8日に開かれます。