障がい者の職業訓練校で訓練生に抱きついたり胸のサイズを聞いたりするなどのハラスメント行為を行ったとして、73歳の非常勤職員の男が懲戒免職されました。 懲戒免職の処分を受けたのは、大阪障害者職業訓練開発校の非常勤職員、橋詰晴堂被告(73)です。 大阪府によりますと、橋詰被告は今年5月、訓練生の10代の女性と密室で2人きりになって抱きつくなどわいせつな行為をした疑いで6月に逮捕され、7月に不同意わいせつの罪で起訴されています。 橋詰被告は他にも、この訓練生を含む2人の訓練生に密室で「半パンの方がうれしい」と話したり、胸のサイズを聞いたりするなどの性的なハラスメント行為が繰り返し確認されているということです。 被害を受けた訓練生が指導員に相談したことで事案が発覚しました。 橋詰被告は指導員ではなく、施設の管理や訓練生への対応をするスタッフとして2021年から勤務していたということです。 橋詰被告は「とんでもないことをして申し訳ない。私はいかなる罰も受けるつもりで覚悟している」などと事実関係を認め、2人にハラスメントをした理由については「親しく話をしてくれたので舞い上がってしまったのだと思う」と話しているということです。 大阪府は橋詰被告を30日付けで懲戒免職処分としました。また、橋詰被告の上司にあたる職員2人(課長級職員・課長補佐級職員)を戒告処分にしました。