「今の生活が嫌」殺人未遂容疑で逮捕の男 女性と接点なし?刺殺事件

東京都町田市のマンションで30日夜、女性(76)が男に包丁で刺される事件があり、警視庁は同日、現場で職業不詳の桑野浩太容疑者(40)=町田市原町田4丁目=を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕し、発表した。女性は搬送先の病院で死亡が確認されており、同庁は容疑を殺人に切り替えて調べる方針。桑野容疑者は「今の生活が嫌になった。誰でもいいから殺そうと思った」と話しているという。 町田署によると、亡くなったのはパート従業員の秋江千津子さんで、現場マンションに40代の娘と2人で暮らしていたとみられるという。桑野容疑者と秋江さんの接点は現在まで確認されていないといい、署は桑野容疑者が無差別に襲った可能性もあるとみている。 桑野容疑者の逮捕容疑は、30日午後7時10分ごろ、同市中町1丁目のマンション外階段で秋江さんの腹を包丁で複数回刺すなどし、殺害しようとしたというもの。現場付近では、刺したとみられる包丁も見つかった。 現場は小田急町田駅から北に約600メートルの住宅街。周辺には小学校や公園もある。近くに住む80代男性は、「『助けて』という女性の大声と、男の『殺すぞ』という怒鳴り声が聞こえた。怖かった」と話した。 ◇ 警視庁は当初亡くなった女性の年齢について、80代と発表していたが、76歳に修正した。(吉村駿、藤田大道)

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