元技能実習生を違法に働かせていたとして、大東市で人気の中国朝市の経営者らを逮捕です。 不法就労助長の疑いで逮捕されたのは、大阪府大東市の中国物産店「華龍食品」の従業員・上條裕基容疑者(33)と、母親で経営者の亜希子容疑者(59)です。 警察によりますと、上條容疑者らはおととし3月から9月にかけて、不法残留の元技能実習生ら複数の中国人(20~30代)を店で違法に働かせた疑いがもたれています。 今回摘発された大東市の「華龍食品」は、毎週日曜日の早朝に朝市を開催。中国の伝統料理などを食べることができ、府外からも客が訪れるほどの人気スポットとなっていました。しかし、こんな問題も… (記者リポート)「午前4時50分すぎです。朝市の前の路上では車が並んでいるのが確認できまして、片側の車線をふさいでいるようにも見えます」 周辺で、朝市目当ての客らによる違法な路上駐車が常態化していたのです。朝市とは関係のない店の駐車場にもお構いなしに無断駐車するなど、地元住民の悩みの種となっていました。 警察が今年8月に路上駐車を取締った際には、こんな場面も…。 (違法駐車していた客)「早くせーや」 (警察官)「早くしますので、ちょっと車の中で待っていてください」 (違法駐車していた客)「早くせーや、何やってんねん」 横行する路上駐車について、今回逮捕された上條容疑者は当時、MBSの取材に対し… (上條裕基容疑者)「お店としては警察の方と協力して声がけはしているが、なんせこの人数なので、一気に呼びかけるのは難しいのが現状」 警察によりますと、この路上駐車の取締りなどの過程で、店舗での違法就労の疑いが発覚し、今回の逮捕に至ったということです。警察は上條容疑者らの認否を明らかにしていません。