仙台市の繁華街・国分町で、いわゆる「キャッチ」の違法な客引きを常習的に行っていたとして、男8人が迷惑行為防止条例違反の疑いで一斉に逮捕された。 逮捕されたのは、25歳から46歳までの男、計8人。 警察によると、うち指示役とみられるのは愛知県豊明市に住む36歳の男で、実行役とみられるのは仙台市青葉区に住む40歳の男とされる。 8人は5月から7月にかけて、仙台市青葉区国分町2丁目の路上で、不特定多数の通行人に対し、風俗店への違法な客引き行為を繰り返していた疑いがもたれている。 警察は捜査に支障があるとして、8人の認否を明らかにしていない。 このグループは、匿名で離散集合を繰り返して犯罪を行う、いわゆる「トクリュウ」(匿名・流動型犯罪グループ)とみられており、警察は金の流れや背後関係について詳しく調べている。 宮城県警では、9月から「トクリュウ」対策を強化するため、組織犯罪対策第一課に専門の指導官・対策官のポストを新設している。