麻薬取締法違反の疑いで逮捕・起訴されたヒップホップグループ「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」(ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド)のメンバー、BIGZAMこと新谷広幸氏が2日までにインスタグラムを新設し、ファンや関係者に謝罪した。 BIGZAMは「2025年1月21日 麻薬取締法違反により逮捕され、3月に行われた裁判から半年が経ちました。判決は懲役1年6ヶ月、執行猶予3年でした」と報告。「世間をお騒がせし、沢山のファンや関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを、心からお詫び申し上げます」と謝罪した。 続けて「あの出来事をきっかけに、多くのものを失いました。また仕事関係者、多くの支援者へ謝罪をし、活動休止を申し出ました。そして、仕事を探しました。求人の貼り紙を見かけたクリーニング屋さんに電話をし、履歴書を書きました。面接で社長に事情を話したところ、採用していただけることになりました」と逮捕から現在までを回想。「若い頃から、ほぼこの世界でしか仕事をした事がなく、違う世界に飛び込むのには躊躇いもありました」と新しい仕事に従事することへの葛藤や不安を明かしつつも「過去は変えられないが、未来は今をどう生きるかによって変えられる。今さらですが、ただ1人の人間として、社会をもう一度勉強しよう」との思いから仕事を続けているという。 また、仕事などを通じて「挨拶や言葉の使い方、伝え方。時間の使い方。常に謙虚であることの大切さ。お金に対するありがたみ」などへの気づきがあったとし、「今まで自分本意で生きてきたからこそ、多くの学びがあるのかもしません。いつの日かまた、ラッパーとして、役者として、皆さんに認められる日が来るように、その日まで一歩ずつ、前を向いて歩んでいきます」と意気込みをつづった。 BIGZAMをめぐっては、関東信越厚生局麻薬取締部が2月、コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑での逮捕を発表。東京地検が起訴していた。NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDは公式X(旧ツイッター)に「有限会社ナイトリッチ」名義で書面をアップし、BIGZAMが逮捕・起訴されたことを報告するとともに「弊社は今回の件を重く受け止め、2025年2月13日をもちまして、BIGZAMの音楽・芸能活動無期限で休止させることを、本人との話し合いの上、決定いたしました」と発表していた。