英政府、反ユダヤ主義対策を強化へ シナゴーグ襲撃受け

[マンチェスター 3日 ロイター] – 英中部マンチェスターのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で襲撃事件が発生し、2人が死亡したことを受け、英政府は3日、反ユダヤ主義への対策を強化する方針を示した。 マフムード内相は、パレスチナ自治区ガザでの紛争を巡る強い感情が存在することは理解できるが、それが英国内の街頭での緊張に発展しないことが重要だと述べた。 タイムズ・ラジオに対し、「われわれはユダヤ人コミュニティーの安全を守るために必要なことは何でも行う」と表明した。シナゴーグなどの施設を中心にユダヤ人コミュニティー内での警察配備を強化すると語った。 2日の襲撃から数時間後、英国の複数都市で親パレスチナの抗議活動が発生。ロンドン中心部の首相官邸付近では警察とデモ参加者が衝突し、40人が逮捕された。 マフムード氏は、襲撃の直後に起きた抗議活動は英国の精神に反する不名誉な行為だと非難した。

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