東大阪市で、元交際相手の女性を殺害した疑いで男が逮捕された事件で、女性に数十カ所の刺し傷などがあったことが分かりました。 送検された永久寛史容疑者(51)は今月1日、東大阪市の自宅で元交際相手の佐藤ありささん(33)を刺すなどして殺害した疑いがもたれています。 警察によると、佐藤さんの腹や背中など全身に数十カ所の刺し傷や切り傷があったことが新たに分かりました。 中には、肝臓を貫通する傷もあり、佐藤さんは失血死したとみられます。 永久容疑者は「感情が一気に暴発してしまい、殺意を持って刃物で刺した」と話していて、遺体の近くからは血の付いた包丁2本が見つかったということです。 2人を知る人は、事件を知って驚いたと話します。 【2人を知る人】「未だに『本当に?』と思うぐらい(2人は)仲睦まじい感じだった。ありさが気が強い感じで、マスター(永久容疑者)がめっちゃ優しそうなイメージ」 しかし、永久容疑者の元妻によると、永久容疑者は逆上しやすい性格だったということです。 【永久容疑者の元妻】「突然、キレるんです。子供が投げ飛ばされたり。とにかく、突発的にやる力がすごすぎた」 警察は、永久容疑者に強い殺意があったとみて捜査しています。