大阪市内の路上で車のガラスをたたき割った上、50代男性の頭をバットで殴るなどしたとして、大阪府警は3日、暴力行為等処罰法違反などの疑いで住居不定、職業不詳の森鳳翔（ほうしょう）容疑者（21）ら不良グループの20代の男4人を逮捕したと発表した。乗用車の売買を巡る金銭トラブルがきっかけだとみられ、府警はほかにも複数人が事件に関与したとみて捜査する。 逮捕容疑は共謀し5月22日夜、大阪市港区海岸通の路上で、バットや特殊警棒のようなものを使い、軽四貨物乗用車のフロントガラスなどをたたき割ったほか、50代男性に対し「調子乗っとったら殺してまうぞ」と脅迫。バットなどで男性の頭や足を複数回殴りつけ、けがをさせたとしている。男性は顎の骨を折るなど約6カ月の重傷。 府警によると、被害男性とともに車に同乗していた知人女性の親族が容疑者らとの間で車の売買を巡るトラブルになっていた。話し合いのために集まったところ、暴行を受けたという。