兄の来訪「嫌だった」/むつ刺殺 逮捕の弟供述

青森県むつ市川内町の住宅で8月、近くに住む無職坂井勇さん(75)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された勇さんの弟でこの家に住む容疑者(70)が取り調べに対し「来るなと言っても(勇さんが)家に来るのが嫌だった」という趣旨の供述をしていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、容疑者は殺害を認めている。容疑者は現場の住宅に1人で暮らしていた。 付近住民によると、勇さんは日頃から容疑者に食事などを届けており、犯行当日朝も車で容疑者宅を訪問していた。止められた車はエンジンやハザードランプがついた状態だった。勇さんは短時間の滞在を想定しており、訪問直後に殺害されたとみられる。 逮捕容疑は8月14日午前8時ごろ、同市川内町宿野部榀木平の自宅で、勇さんの腹を刃物で刺すなどし、血液気道閉塞(へいそく)と出血性ショックで殺害した疑い。

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