自宅で大麻を所持していたとして、兵庫県警薬物銃器対策課は7日、麻薬取締法違反（所持）容疑で、県警明石署地域1課の巡査、加藤力登（24）＝神戸市北区＝と葺合署地域2課の巡査部長、岩城裕貴（42）＝兵庫県播磨町＝の両容疑者を逮捕、送検したと発表した。 2人の逮捕、送検容疑は1日、加藤容疑者が乾燥大麻約0・47グラム、岩城容疑者は約0・98グラムをそれぞれ自宅で所持したとしている。岩城容疑者は現行犯逮捕された。 また同容疑で、神戸市内でバーを経営する紺谷研容疑者（43）＝神戸市中央区＝を現行犯逮捕。3人とも容疑を認めている。 両容疑者は令和5年3月まで明石署で一緒に勤務していた。県警は加藤容疑者が大麻を所持しているとの情報を入手。その後の捜査で、岩城容疑者の関与と紺谷容疑者が大麻を所持している可能性が浮上したという。 県警は3人の自宅を捜索し、吸引に使うとみられる巻き紙や吸煙器具、液体が入ったカートリッジを押収。鑑定や入手経路の特定を急いでいる。土山公一監察官室長は「警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。捜査により判明した事実を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。