日本サッカー協会の影山雅永技術委員長(58)が、フランスで児童ポルノ画像の輸入・所持の容疑で2日に逮捕されて有罪判決を受けたとフランス紙「パリジャン」などが報じた。日本サッカー協会は7日、影山委員長との契約解除を発表した。 同紙は「日本のサッカー幹部、機内で児童ポルノ閲覧でボビニーで有罪判決」と報道。「影山雅永容疑者は月曜日、ボビニー刑事裁判所から懲役18か月の執行猶予付きの判決を受けた。容疑者はパリ行きの機内で児童ポルノを閲覧し、逮捕された。客室乗務員が警報を鳴らした」と事件の経緯を伝えた。 同紙によると、影山委員長は「これは芸術なんです」と釈明したという。しかし、この釈明は聞き入れられず「日本サッカー協会の幹部で元プロ選手の影山雅永氏が、今週月曜日にボビニー刑事裁判所で児童ポルノ輸入・所持の罪で公判にかけられた。U20ワールドカップに出場するため日本からチリへ向かう途中、10月2日にロワシーで飛行機を降りた際に逮捕された。客室乗務員が彼のタブレット端末で『10歳くらいの少女』の画像を閲覧していたことに驚いたという」。 同紙は影山委員長の弁護人の主張も織り交ぜながら、審理の様子を報道。「これらの画像は『好奇心から』、そして芸術的な文脈で人工知能によって生成されたものだと主張し、自らの責任を軽視しようとした。裁判所は、これらの画像がAIによって生成されたか否かにかかわらず、児童ポルノの禁止された表現に該当すること、そして被告人が実在の未成年者に関するコンテンツを検索していたことを想起した」。 そして結審し「検察官は、彼の要求における年齢基準の引き下げは『意図的な選択』であると非難した。彼は懲役18か月、執行猶予付きの判決を受け、さらにフランス領土からの10年間の出国禁止、未成年者に関わるあらゆる活動の10年間の禁止、そしてフィジャイス(性犯罪加害者リスト)への登録を命じられた。影山は日本に帰国する前に釈放されたが、日本ではこれらの制裁は法的効力を持たない」と指摘している。