日本サッカー協会(JFA)は7日、都内で会見を開き、影山雅永技術委員長の解任を発表した。影山氏はチリで開催中のU-20ワールドカップ視察で渡航中にフランス・パリで児童ポルノ画像の輸入・所持の容疑により現地当局に逮捕され、6日に有罪判決を受けたと報じられていた。 影山氏は現在もフランスに滞在中で、協会によると10月2日に日本を出発し、パリ経由でチリに向かう予定だったが、3日に予定されていたパリ発チリ行きの便には搭乗しておらず、5日に現地関係者を通じて拘留の事実を確認したという。 また現地フランスの複数メディアによれば逮捕の経緯は、機内でタブレット端末に表示された画像を客室乗務員が発見し、通報したと伝えている。 JFAの湯川専務理事は会見冒頭で「本日の理事会で影山技術委員長との契約を解除し、職を解任することを決議した」と報告。「報道の通り、影山氏はパリ行きの機内で不適切な画像を閲覧した疑いで到着時に拘束され、有罪判決を受けた。JFAとして大変遺憾であり、ご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。 また宮本恒靖会長のコメントも発表。「今回の件はサッカー界として到底許容できるものではない。これまで以上にガバナンスとコンプライアンス体制を徹底的に見直し、改善する。再発防止に全力で取り組む」と綴った。