日本サッカー協会の技術委員長・影山雅永氏が、フランスで児童ポルノ画像を所持した罪で逮捕され、6日、現地の裁判所で有罪判決を言い渡されました。 フランスメディアによりますと、日本サッカー協会の影山雅永氏が2日、U-20ワールドカップ視察のため、日本からチリに向かう機内でノートパソコンを使い、児童ポルノ画像を閲覧しているところを複数の客室乗務員が目撃し、通報したということです。影山氏は、経由地であるフランスのシャルル・ドゴール空港で逮捕されました。 影山氏は、6日にパリ郊外で開かれた裁判で、15歳未満の未成年者の児童ポルノ画像を輸入・所持した罪などに問われ、事実を認めました。影山氏は「好奇心から見てしまった」「AIが生成した芸術作品をみていた。フランスで禁止されているとは知らなかった」と弁明したということです。 これに対し、検察側は、「意図的に画像を探し求めていた」と指摘しました。地元紙パリジャンによりますと、影山氏の視聴履歴には1621件の児童ポルノのAI生成画像があり、実在する人物も検索していたということです。 また、裁判所は「影山氏がAIで自ら画像を作成していた。AI生成物であっても児童ポルノに該当する」として、影山氏に執行猶予付きの禁錮18か月の有罪判決を言い渡しました。 また、10年間のフランス入国禁止、未成年者と関わる業務を10年間禁止することも命じられています。影山氏は判決後に釈放され、日本へ帰国する見込みです。