「黒スーツに身を包んだ草間さんは三田署の正面玄関を出ると、目に涙を浮かべて謝罪しました。報道陣から『ファンに一言』と声をかけられると顔をゆがめて『申し訳ございませんでした』と号泣。憔悴しきった表情でした」(スポーツ紙記者) 10月4日、公然わいせつの容疑で逮捕されたAぇ! groupの草間リチャード敬太(29)。6日に警視庁三田署から釈放された。 草間の逮捕に伴い、懸念されるのは“降板ドミノ”だ。 「Aぇ! groupはスキンケアブランド『アベンヌ』のイメージキャラクターを務めていましたが、広告関連の活動は中止に。ヘアケア用品『パルティ』の広告にもグループで起用されていましたが、こちらも広告掲出を当面の間中止すると発表しています」(スポーツ紙記者) テレビ局も対応に追われている。 「草間さんの逮捕を受けて、もっとも慌てたのは日本テレビでしょう。逮捕が明らかになった翌日には、草間さんが出演する『ザ!鉄腕!DASH!!』(以下、『DASH』)の放送を控えていたからです。急遽番組内容は変更され、城島茂さん(54)やSUPER EIGHTの横山裕さん(44)らが出演しました。『DASH』は家族で楽しんでいる視聴者も多いので、番組のイメージ悪化は何よりも避けたいところ。今後草間さんが出演する可能性はかなり低そうです」(前出・スポーツ紙記者) 一連の報道に対し、複雑な思いを語るのは制作関係者。 「草間さんはまだジュニアだった’19年から『DASH』に出演し始め、TOKIOのメンバーに負けじと体を張る姿でお茶の間に知名度を伸ばしました。視聴者だけでなく『DASH』スタッフの間でも評判はよかったですよ。撮影の休憩中もスタッフはDASH村の開拓作業を続けていますが、草間さんはよくそれを手伝ってくれました。 “下っ端”という意識も強かったのか、差し入れや弁当を率先して運ぶなど、いい意味で“タレントらしさ”がありませんでした」 しかし今回の事件以降、“『DASH』の悲劇”を指摘する声も少なくない。未成年にわいせつ行為を働いたとしてTOKIOを脱退した山口達也氏(53)に続き、‘21年には長瀬智也(46)も脱退。そして今年6月には国分太一(51)もコンプライアンス違反で番組を降板するなど、『DASH』からの離脱者が相次いでいるのだ。 「正直、今の日テレはコンプライアンスにかなり厳しいです。’24年1月に“セクシー田中さん問題”が起きて以降、日テレはコンプライアンスの徹底強化に取り組んできました。国分さんの件でも、20日以上にわたって複数の関係者への調査や上層部での会議を経て降板を決定したというほど慎重に対応しました。本来国分さんは長年にわたって『DASH』を盛り上げてきた日テレの功労者ですが、それでもキッパリと降板させられたのですから、草間さんならなおさらでしょう。 ただ現場の意見としては、草間さんには絶対に降板してほしくないですね。カメラが回っているときはもちろんですが、そうでないときも一所懸命だったので現場では非常に重宝されていましたから……」(前出・制作関係者) 現場では愛されていたというが、草間も“『DASH』の悲劇”となるのか。果たして彼の今後は――。