勤務していた葬儀場でお布施などから現金10万円を盗んだとして、兵庫県警川西署は8日、窃盗の疑いで、大阪市都島区毛馬町の無職、井筒安重容疑者(68)を逮捕した。「生活費にしようと思っていた」と供述し、容疑を認めている。 逮捕容疑は6月10日、兵庫県川西市矢問の葬儀場で、会社役員の男性(59)が預けたお布施などが入った封筒から現金計10万円を盗んだとしている。 署によると、容疑者は当時、葬儀場の職員として被害男性の親族の葬儀を担当していた。男性が預けた2つの封筒には、お布施と院号の費用として、それぞれ25万円が入っており、容疑者は5万円ずつ抜き取ったという。 男性は本来、寺に渡すはずの封筒を容疑者が預かったことを不審に思い、寺に確認したところ被害が発覚した。署は盗んだ金の使途などを調べる。