北海道・倶知安警察署は2025年10月8日、札幌市北区に住む重田勇容疑者(86)が、現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕されたと発表しました。 重田容疑者は2025年10月8日午後1時20分ごろ、喜茂別町役場の町長室付近の応接室前で、火を放とうとした疑いが持たれています。 役場職員から「火炎瓶が投げ込まれた」と消防に通報があり、事件が発覚。 警察によりますと、役場の職員がすぐ消火にあたり、重田容疑者を現行犯逮捕したということです。 けが人はいませんでした。 町によりますと、重田容疑者は喜茂別町の元町民で、国道の拡幅工事をきっかけとする用地の補償をめぐって町とトラブルを抱えていたということです。 さらに、2018年にも包丁を持って町長室に侵入するなど、数か月に1度役場を訪れ、揉め事を起こしていました。 今回の事件では、役場の関係者は110番通報の際「来訪者が灯油か何かを染み込ませたものを町長室入り口に投げ込んだ」と話していたということで、警察が詳しい経緯を調べています。