8日午後、北海道喜茂別町役場の執務室に火を放ち、燃やそうとした疑いで86歳の男が逮捕されました。男は可燃性の液体とみられるものをビンに入れて、投げ込んだとみられています。 現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されたのは、札幌市北区麻生町5丁目の無職・重田勇容疑者(86)です。 重田容疑者は、8日午後1時半ごろ、北海道喜茂別町役場の執務室に液体の入ったビンを投げ入れ火を放った疑いがもたれています。 警察によりますと、当時、執務室では複数の職員が働いていて、職員がすぐに気付き、消火したため、燃え広がることはなくけが人はいませんでした。 職員が「灯油かなにかを染み込ませたものを町長室の入口に投げ込まれた。投げ込んだものを確保した」と110番通報しました。 警察によりますと、投げ込まれたのは液体が入ったビンで、犯行時、着火していたことから液体は可燃性のものとみられています。 調べに対し、重田容疑者は「喜茂別町役場に投げ入れました」と容疑を認めているということです。 警察は動機などを調べるとともに、液体を鑑定する方針です。