[カイロ 9日 ロイター] – イスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザの指導者ハリル・アル・ハイヤ氏は9日、米国やアラブ諸国の仲介者などから、ガザ紛争の恒久的終結を確認する保証を得たと述べた。 イスラエルとイスラム組織ハマスは8日、トランプ米大統領のパレスチナ自治区ガザ和平計画の第1段階となる停戦と人質解放で合意した。 この合意により、イスラエルはガザ地区から部分的に撤退し、ハマスは残りの人質48人全員を解放する。ハマスは停戦開始から72時間後に、生存している人質20人を全員解放する予定だ。 ハイヤ氏は、合意によりエジプトとの国境検問所が開放され、イスラエルは投獄されているパレスチナの女性と子ども全員を解放することになると語った。さらに、イスラエルの刑務所で長期刑に服しているパレスチナ人250人と、紛争が勃発した2023年10月7日以降に逮捕された1700人を釈放する予定だと述べた。 ハイヤ氏は、イスラエルが9月に実施した、カタールの首都ドーハでのハマス指導部を狙った空爆を生き延びた。