「オルツ」粉飾決算事件 元社長ら、10社以上と実態ない取引繰り返したか

AIの開発企業「オルツ」の粉飾決算事件で、東京地検特捜部に逮捕された元社長らが、10社以上と実態のない取引を繰り返していたとみられることがわかりました。 AI開発の企業「オルツ」の元社長・米倉千貴容疑者と前社長の日置友輔容疑者ら4人は、2022年から去年にかけての売り上げをおよそ111億円水増しし、ウソの有価証券報告書などを提出した疑いで9日、特捜部に逮捕されました。 その後の関係者への取材で、4人が実態のない取引を繰り返す「循環取引」を10社以上と行い、売り上げを水増ししていたとみられることが新たにわかりました。 今年7月に公表された第三者委員会の報告書では、2021年に米倉容疑者が循環取引のスキームを考案したと指摘。米倉容疑者が上場を強く志向し、日置容疑者も「従業員に対し、上場を果たすために発破をかけるような言動を度々行っていた」としました。 特捜部は、4人の認否を明らかにしていません。

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