ボストン・セルティックスの黄金期を支えた殿堂入り選手ポール・ピアースが飲酒運転で逮捕された。 『TMZ』が報じたカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールの情報によると、当局は『ユニバーサル・ピクチャーズ』のお膝元として知られるハリウッド郊外のサンフェルナンド・バレーを通る高速道路101号において、道路の真ん中に停車しているレンジローバーを確認。運転席を覗くと、そこで眠っているピアースを発見したという。 警官はピアースと接触した際に「アルコールによる障害の兆候を確認した」と述べており、飲酒運転の捜査を行った結果、反応を確認。その後、ピアースはカリフォルニア州車両法によって、アルコールの影響下での運転の疑いでカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールのロサンゼルス中央地区事務所に連行された。 『ESPN』によれば、ピアースのアルコール影響下での運転は軽犯罪として扱われ、今後はロサンゼルス市検事によって審査が行われる見込み。また、ピアースからのコメントは未だ届いていない。 引退後のピアースは話題に事欠かない人物だ。 2021年、『ESPN』と契約していたピアースは、派手なパーティーの様子をライブ投稿し、倫理上の都合から『ESPN』に契約打ち切りを言い渡された。また、高額ポーカーゲームにおける18万ドル(約2750万円)の未返済疑惑が訴訟に発展したほか、暗号資産の宣伝でも違反行為があり、140万ドル(約2億14000万円)の罰金処分が課せられた過去がある。 最近では、昨シーズンのプレーオフのセルティックス対ニューヨーク・ニックスのシリーズにおいて、セルティックスが敗れたら20マイル(約32キロ)を裸足とバスローブで歩いて通勤すると宣言し実行。法的措置こそなかったが、その奇行は大きな話題となった。 大胆な発言や予想でも注目の的となるピアース。だが、“Truth(真実)”の異名を掲げたのであれば、法律は遵守してもらいたいところだ。 文=Meiji