日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(48)は10日、パラグアイ戦が行われたパナスタで、児童ポルノ画像を閲覧したとして逮捕された影山雅永氏(58)について「絶対に許容できない」などと初言及した。 技術委員長を務めていた影山氏は、U-20W杯チリ大会に向かう移動便で児童ポルノ画像を閲覧したとして、経由地のパリ到着時に空港で逮捕された。6日に執行猶予付き懲役18月と罰金5000ユーロ(約85万円)の有罪判決を受け、日本協会は7日に契約解除を発表していた。 宮本会長の主な一問一答は以下の通り。 (報道陣から質問を受ける前に自ら切り出し) 「まずたくさんのサッカー関係者の方に多大なるご心配をかけ、ご迷惑おかけしてることをまずおわびしたいと思ってます。起こったことに関しては、サッカー界としては絶対に許容できないものだと思ってます。これまでもコンプライアンス、ガバナンスのところをやってきましたけど、もっとしっかりとそこに取り組んでいく。何を取り組むのか、何を改善するのかっていうところをしっかりと話し合うようなグループを立ち上げるような、そんな準備はしていきたいと思います」 -どういう根拠で契約解除に至ったのか 「影山さんとの契約の中に、こういうことがあった場合に契約を解除できるという条項があります。今回の件はそこに合致するということを理事会で判断しました」 -理事会にあげる被疑事実の特定はどのような流れだったのか 「被疑事実というものではなくて。文言を詳しくは言えないですけれども、そこに、今回の被疑事実ではなくても、そこに合致したということです」 -最初に事案を知った時の率直な感想は 「許容できないものだなと」 -後任の人事のめどは 「できるだけ早いうちに、とは思ってます」 -来年のW杯後の監督人事はどうか 「はい。もちろんそういういろんな影響があると思ってますから、できるだけ早く後任の人を決めたいと思います」 -先日の会見からより詳しく分かっていることはあるか 「やっぱり事実確認をしなければいけないという段階だと思ってます。そこに関してはまだできていないので、この間の会見よりも詳しいことを把握できているという状況ではないです」 -本人とは話ができたか 「電話では話しました。憔悴していましたし、申し訳ないという言葉があった」 -ワーキンググループとは 「どうすれば、再発防止とか、コンプランス、ガバナンスをどう強化していくためにをということを考える、そういうグループです」