JR東日本は10月10日、東北新幹線の東京駅、上野駅、大宮駅で同月1日から使用していた、人気アイドルグループ・SixTONESの楽曲による発車メロディの使用中止を発表。来年3月31日まで使用されるはずが、わずか10日で中止となったこと、そして、JR東日本から発表された中止の理由が話題になっている。 JR東日本は、SixTONESとのタイアップ企画『Enjoy!SixTONES,Enjoy!ShinKANSEN.』の一環として、書下ろしタイアップ曲『Shine withU』のアレンジ音源を発車メロディとして使用することを9月24日に発表。そして10月1日から東北新幹線の東京駅、上野駅、大宮駅での使用が始まった。「旅行気分が高まる」「前向きな気持ちになれる」など、好評だったという。 ところが10月10日、メロディの使用中止が発表された。中止の理由を、JRの特設サイトでは、次のように説明している。 《ホーム上で「柄の長い集音マイク」を使用して録音を試みる方が目立つようになり、安全面での懸念が生じました。新幹線の運行には高圧電流が使用されており、架線に触れなくても近づくだけで感電する恐れがあるほか、周囲のお客さまへのご迷惑にもつながる可能性がございます。 弊社では、注意喚起の案内放送や巡回警備などの対策を講じてまいりましたが、安全を最優先に考え、タイアップ曲の発車メロディの使用を中止し、元の発車ベルに戻すことといたしました。東京駅・上野駅については中止させていただきました。大宮駅についても順次中止させていただきます。楽しみにしてくださっていた皆さまには、このようなご報告となってしまい、心よりお詫び申し上げます》 この一件は鉄道情報サイト『鉄道コム』などでも取り上げられているが、同サイトのYahoo!JAPANの記事には危機管理コミュニケーション専門家が《人気グループの限定楽曲を、その場所だけで流す以上、このような危険を伴う行動をするヤカラが出ることも当然予測すべきです》とコメントしており、熱狂的なファンを多数持つSixTONESの楽曲を使用したことの責任もあるのではと指摘している。 「“発表の内容から察するにSixTONESファンではなく鉄道ファンが原因では?”と推測する声もありますね。専門機材である“柄の長い集音マイク”を使っていたという点から、鉄道ファンの中でも“音鉄”と呼ばれるジャンルのファンが関与しているのでは、と見る向きもあります」(女性誌編集者) 鉄動ファンからも、 《最初、これジャニヲタのせいだと思ったんだけど、音鉄+ジャニヲタでおかしくなったってこと…?》 《私は密着収録していたわけではないですが、同業がルールに違反して多数の人々を悲しませたわけなので、音鉄としてファンの方々には申し訳ないと思っています》 《マナーをきちんと守っている音鉄さんには罪はないです。逆にこういう事で、音鉄さん自体のイメージが悪くなるのは残念ですね。SixTONESさん、ファンの方々、マナーを守っていらっしゃる音鉄の皆さんが気の毒に思います…》 といった嘆くような声が多く寄せられている。