大ヒット「国宝」以外にも名作ぞろい「原作・吉田修一」映画 真木よう子、深津絵里、杉咲花らが輝いた必見の作品とは【秋の映画案内】

映画「国宝」の観客動員が1066万人を超えた。興行収入は150億円となり、邦画実写では歴代2位だという(9月24日現在)。大ヒットした理由はいろいろあるが、この作品が吉田修一の原作であることも大きな要因だろう。 1997年に作家デビューした吉田は、2002年に『パークライフ』で芥川賞を受賞。その後は純文学やエンタメ小説の枠にとらわれない多くの作品を発表し続けている。吉田作品の最大の魅力は、現代日本のリアルな状況を背景に、登場人物たちの深奥にうごめく感情をすくい上げて描いていることだ。 どの作品も高い評価を得、これまで多くの作品が映画化されているが、その中で女優が中心となるミステリー映画をピックアップした。単なる犯人探しや謎解きではない人間心理のミステリーを描いた「吉田作品」を、秋の夜長に鑑賞してはいかがだろうか。【稲森浩介/映画解説者】 ***

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