12日午後、兵庫県尼崎市の住宅で80代の男性の首を刃物で切りつけ、殺害しようとした疑いで23歳の女が現行犯逮捕されました。 男性はその後、死亡しました。 午後1時半ごろ、「高齢女性が血まみれの状態で110番通報してと言っている」と尼崎市若王子の住宅の近くにいた人から警察に通報がありました。 警察が現場に駆けつけたところ、通報を求めた女性の夫の森松嘉親さん(83)が自宅の1階でうつぶせの状態で倒れていて、女が両手で包丁を持って森松さんの首を切りつけていたということです。 女は近くに住む無職の明石愛花容疑者(23)で、警察は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。 森松さんは、その後、救急車の中で死亡が確認されたということです。 また、通報を求めた森松さんの妻は、左手に刃物のようなもので切られた傷があり、病院で手当てを受けています。 調べに対し、明石容疑者は容疑を認めていて、警察はトラブルの有無など動機を詳しく調べるとともに、殺人容疑の切り替えも視野に捜査しています。