俳優の天海祐希が、都内で行われた10月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『緊急取調室』(木曜午後9時)の囲み取材会に、田中哲司、塚地武雅、でんでん、小日向文世、第1話にゲスト出演する山本耕史、若村麻由美とともに出席した。同作にまつわる思いを語った。 同ドラマは、完全オリジナル脚本をベースとする刑事ドラマシリーズの5シーズン目。取調官・真壁有希子(天海祐希)が、特殊取調室で取り調べを専門に行う「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の仲間たちとともに、凶悪犯との心理戦を繰り広げる様を描く。 シリーズ完結編となる劇場版『緊急取調室 THE FINAL』は当初、2023年6月に公開予定だったが、内閣総理大臣役で撮了していた歌舞伎俳優の市川猿之助が両親の自殺ほう助の容疑で逮捕される事態に。新たに、石丸幹二を内閣総理大臣役に据えて再撮影が行われた。今年12月26日に公開が決定している。 “ファイナルシーズン”と銘打つ今回のシーズンについて天海は「映画がいろいろあって、延期になって、やっと公開できることになった」と胸中を吐露。「そこに向けて、最後のラストシーズンで、ガーッと助走をつけて、そこに、どんどんつながっていっていただきたい。本当に『待ってくださってありがとうございます。そして12年ありがとうございます』という気持ちが皆にこもっている」と語り、「感謝を込めながら、がんばりたいです」と意気込んだ。 ひさびさの同作の撮影について、天海は「けっこう、定期的にご飯を食べに行くので、あんまり離れた気がしない」とチームワークの良さを強調。山本はセリフ量の多さに驚きを示し、「ここ近年で、かなりしゃべってます」と明かした。