国境警備隊員が催涙ガス使用 シカゴ住宅街で不法移民摘発

シカゴ、イリノイ州、10月14日 (AP) ― 米中西部イリノイ州シカゴで10月14日、国土安全保障省の国境警備隊員が不法移民容疑者が乗った車を追跡中に、イーストサイド地区の住宅街で衝突事故が発生した。 国土安全保障省当局者の説明によると、国境警備隊が移民取り締まり作戦を実施中、不法滞在の疑いのある人物が乗った車両が、国境警備隊車両に衝突、逃走したという。警備隊員が容疑者の車両を追跡し、容疑者が徒歩で逃走を試みたという。 警備隊員が容疑者を逮捕する過程で、住宅地の住民が集まり始めたため、「群衆制御手段」が用いられたと国土安全保障省当局者は説明。 シカゴ警察は、連邦捜査官が路上に催涙ガスを散布したことを確認してい。 地元テレビ局の空撮映像では、数十人の抗議者が旗を振る様子が映っており、数人の連邦捜査官と地元警察官が群衆を道路から押し戻している最中に、国境警備隊員が催涙ガス弾を群衆に向けて投げる様子が確認できる。抗議者が咳き込みその場から逃げ出す中、白いガスが通りを覆った。 これは、連邦捜査官がここ数週間で他の住宅街でも催涙ガスを使用した事例に続くもので、市内ウエストサイドの食料品店の外でも同様の事態が発生した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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