ガールズバー店長ら逮捕 店員に「立ちんぼしろ」 GPSで監視、管理売春容疑・警視庁

ガールズバーの店内に女性店員を住まわせ、全地球測位システム(GPS)で行動を監視するなどして売春させたとして、警視庁保安課は15日までに、売春防止法違反(管理売春)容疑で、東京・池袋のガールズバー店長鈴木麻央耶容疑者(39)=住所不定=と、店員田野和彩容疑者(21)=東京都世田谷区南烏山=を逮捕した。 鈴木容疑者は容疑を否認し、田野容疑者は認めている。 逮捕容疑は5~7月ごろ、豊島区池袋のガールズバーに、店員だった女性(27)を住まわせ、売春させた疑い。 同課によると、女性は昨年9月に入店したが、鈴木容疑者は翌月以降、売り上げが上がらないことなどを理由に日常的に暴行。給料を一切支払わず、今年4月ごろには「(新宿区立)大久保公園で立ちんぼしてこい」と連日売春を指示していた。女性にGPSを持たせ、同公園付近にいないと、田野容疑者と共に女性を探し出し、殴るなどして連れ戻していたという。 鈴木容疑者は、女性宅の賃貸契約も無断で解約。1畳しかない店のバックヤードでの寝泊まりを強要した上、売春で得た金はすべて送金させていた。食費として3000円を渡していたが、レシートの画像を送らせてチェックしていたという。 同庁が7月、同公園周辺で売春の客待ちをしたとして、女性を売春防止法違反容疑で現行犯逮捕=起訴猶予=したことで事件が発覚した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする