猫虐待して殺した日本人男に懲役2年、動物飼育禁止40年の判決 地中海の島国マルタ

地中海の島国マルタで猫を虐待して殺したとして動物虐待罪などに問われた日本人の男(31)に現地の下級裁判所は14日、求刑通り懲役2年の判決を言い渡した。併せて罰金1万5000ユーロ(約260万円)と動物飼育禁止40年も科した。現地メディアが報じた。 マルタ島北東部スリーマで7月、少なくとも5匹の猫が切断されるなどして殺されているのが見つかり、何者かが猫を地面に激しくたたき付ける様子が防犯カメラに残されていた。 8月1日、猫をおびき寄せるための餌を持っていた男を警察官2人が職務質問したところ、抵抗して警察官にけがを負わせたため逮捕。その後の捜査で、男が多くの野良猫を虐待して殺していたことが分かった。 男は日本から渡航してオンラインカジノで働いていた。9月30日に開かれた論告求刑公判で検察側は「猫はカネ目当ての女性と同じだ。餌を与えないとなでさせない」などと猫を憎む供述内容を紹介していた。男は控訴することができる。 マルタは多くの野良猫が暮らし、「猫の楽園」として知られる。

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