麻薬取締法違反の罪で16日起訴されたのは東薫亨被告(25)と井上堅士郎被告(40)の2人です。 東被告らは今年春ごろ、宮崎県内で、大麻由来の合法成分「CBD」を含む粉末に特殊な器具を使うなどして、違法成分「THC」、テトラヒドロカンナビノールを含む液体を製造した疑いがもたれています。 睡眠改善などで一般に流通しているCBDとは違い、 THCは幻覚や記憶力の低下などの健康被害を引き起こす作用があり、法律で規制されています。調べに対し、東被告は黙秘、井上被告は容疑を認めていて、警察によりますと、合法の製品を使い違法な麻薬を製造したとして逮捕・起訴されるのは、国内では初めてということです。