北海道むかわ町の地中から男性の遺体が見つかった事件で10月17日、札幌地検は会社役員の男(50)を死体遺棄の罪で起訴しました。 起訴されたのは、札幌市白石区の会社役員・大上文彦被告です。 大上被告は8月3日、むかわ町の空き地に重機を使って、札幌市豊平区の西村隆行さん(55)の遺体を地中に埋め遺棄した罪に問われています。 警察によりますと、西村さんは大上被告に事件前日の8月2日、札幌の路上で刃物で切り付けられ、その後行方が分からなくなっていました。 警察はすでに処分保留で釈放された36歳男の供述をもとに空き地を掘り起こしたところ、9月19日に西村さんが遺体で見つかりました。 この事件をめぐっては、ほかにも大上被告の知人の安田和輝容疑者(36)、岡崎勇貴容疑者(37)が死体遺棄の疑いで逮捕されるなど、すでに釈放された男も含め6人の逮捕者が出ていました。 道警は全容解明に向け白石警察署に61人態勢の捜査本部を設置していて、西村さん死亡までの経緯を調べるなど捜査が続いています。