20日夜に東京のJR山手線の車内で、催涙スプレーのようなものがまかれ、乗客2人がケガをしました。車内でのトラブルが発端とみられ、30代の女性が現行犯逮捕されましたが、その後、釈放されています。 警視庁などによりますと、20日午後8時前、山手線内回りの車内で、「催涙スプレーをまかれた」と大塚駅の駅員から通報があり、駆けつけた警察官が30代の女性を傷害の疑いで現行犯逮捕しましたが、女性はその後、勾留に耐えられないと判断され、釈放されました。 事件当時、走行中の車内で立っていた乗客を押しのけて女性が優先席に座ったことに、別の乗客の男性が注意して口論となり、女性が催涙スプレーのようなものを噴射したとみられています。 この事件で、女性を注意した男性と居合わせた別の男性のあわせて2人が軽いケガをしています。 また、警視庁は女性が所持していた催涙スプレーのようなものを2本押収しましたが、女性は「護身用に持っていた」と話したということです。