韓国「ノービザ入国」初日、仁川港で行方不明になった中国人2人を追加で検挙

韓国出入国当局は、9月29日に仁川(インチョン)港を通じてノービザで入国した後、姿を消した中国人6人のうち2人を追加で逮捕した。 ソウル出入国・外国人庁の移民特殊捜査隊は10月21日、出入国管理法違反の疑いで中国人A(29)とB(53)を検挙し、離脱の経緯やブローカーの関与などについて調べていると明らかにした。 Aは前日、全羅南道順天市(チョルラナムド・スンチョンシ)のバスターミナルで、Bはこの日午前、忠清北道陰城郡(チュンチュンブクド・ウムソングン)のある人材斡旋事務所でそれぞれ検挙された。 これにより捜査隊は、9月仁川港から入国し、仁川市内の「チメク(チキン&ビール)」イベント会場から無断離脱した中国人観光客6人のうち、3人の身柄を確保した。今回の身柄確保に先立ち、10月17日には、離脱した中国人観光客のうち1人に自発的な出頭を促して確保していた。 これらの人物は、9月29日から実施された中国人団体観光客に対するノービザ入国制度を利用したものではなく、ノービザ滞在期間が3日間の「クルーズ観光上陸許可制」を通じて入国した。ノービザ政策の施行以前にも、専任旅行会社やクルーズ会社が募集した中国人団体観光客(3人以上)はビザなしで入国することが可能だった。 ソウル出入国・外国人庁のパン・ジェヨル庁長は「残りの3人も速やかに検挙し、ノービザ制度を悪用する事例が根絶されるようにしたい」と述べた。

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