10月に入り、愛媛県西条市内で、年金機構の職員や警察官を名乗る人物による特殊詐欺事件が2件確認されていて、それぞれおよそ610万円と154万円をだまし取られる被害に遭いましたました。 警察によりますと、10月9日、西条市内の60代の女性宅の固定電話に年金機構の職員を名乗る男から「年金関係で税金を多く徴収しており返還する必要がある」などと言われ、これを信用した女性がコンビニやスーパーのATMから現金およそ610万円を振り込み、だまし取られました。 また、16日には同じく西条市内の20代の会社員の男性の携帯電話に、東京の警察官を名乗る男などから「あなたに逮捕状が出ています」などと電話がありました。その後SNSでのやりとりに誘導され、ビデオ通話機能での会話などを通じて、話を信用した男性は、指定された口座に現金合わせて154万円を振り込み、だまし取られたということです。 警察は、特殊詐欺事件として捜査を進めています。