20代以下の若者の間で大麻など違法薬物の乱用が問題となる中、22日朝、鹿児島市で違法薬物乱用の防止を呼びかけるキャンペーンが行われました。 キャンペーンは鹿児島市内の28カ所で行われ、このうち、22日朝のJR谷山駅前ではボランティアや高校生らあわせて約200人が、違法薬物の危険性を呼びかけるポケットティッシュなどを通りかかった人たちに配りました。 違法薬物を巡っては、鹿児島でも大麻や合成麻薬MDMAを使用したなどの疑いで、9月と10月、鹿児島県垂水市の19歳の少年2人が逮捕されたばかりですが、SNSなどを通じて入手が容易になったことを背景に、若年層の乱用が社会問題となっています。 警察によりますと、大麻は若者の脳に大きな害をもたらすことがわかっていて、インターネット上の「悪影響がない」といった、誤った情報を信じてはいけないと呼びかけています。 参加した高校生 「興味本位で使いたい気持ちはあると思うが、危ないことは頭に焼きついていると思う。自分は絶対してはダメだと思って生活する。友達がもししていたら『本当にやめな!』『縁切るよ!』と言います」 県薬物乱用防止指導員連合協議会・川島葉留美会長 「若い世代が薬物は非常に危険であることを理解して、それを仲間や後輩に伝える役割をしてくれるとありがたい」