コロナ支援貸し付け申告せず 生保費だまし取る 容疑で介護タクシー運転手を逮捕 西宮署

新型コロナに関する支援資金の貸し付けを申告せず、生活保護費を不正受給したとして、兵庫県警西宮署は22日、詐欺の疑いで、神戸市長田区五番町の介護タクシー運転手、新田浩之容疑者(53)を逮捕した。同署によると、「貸付金は届け出が必要と知らなかった」と容疑を一部否認している。 逮捕容疑は令和3年1月~4年11月、介護タクシー運転手として収入を得るとともに、「新型コロナ特例貸付総合支援資金」の貸し付けを受けていたにもかかわらず、西宮市福祉事務所に収入がない旨の申告書を提出。22回にわたり生活保護費計約255万円を詐取したとしている。 同署によると、5年1月末、西宮市の担当職員が「生活保護の不正受給について相談したい」と署に届け出て発覚。新田容疑者の口座情報などを捜査し、不正を特定した。署は動機や金の使途などを調べている。

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