「敵意は変わらないが別の形で」和平合意で釈放のイスラム聖戦メンバー過去に脱獄も

ガザ地区の和平合意の一環として、イスラエルの刑務所から釈放された武装勢力イスラム聖戦のメンバーがANNの取材に応じ、敵対するイスラエルなどと武力ではない方法で戦い続けると語りました。 イスラム聖戦 マフムード・アル・アリダ氏(49) 「遮るものがない広大な空を眺めるのは、素晴らしく壮大な気分」 ハマスと連帯する武装勢力イスラム聖戦のメンバー、アル・アリダ氏は、滞在するエジプトで取材に応じ、「人間性を取り戻した」と語りました。 1996年にヨルダン川西岸で起きた入植者との衝突に関与したとして逮捕されましたが、ガザ地区の和平合意の一環で10月13日に釈放されました。 実は、アル・アリダ氏、イスラエルの中でも厳重な警備が敷かれる刑務所から、脱獄した過去を持ちます。 イスラム聖戦 マフムード・アル・アリダ氏 「アイデアは投獄された最初の日に思いついたものでした。2013年と2014年に16カ月かけてトンネルを掘りましたが、偶然にも発見されてしまった」 一度は失敗に終わりましたが、2021年に仲間とともに脱獄に成功します。 独房にあるトイレの床にスプーンなどで穴を掘ったと振り返ります。 当時、「自由のトンネル」として報道されましたが、その後、再び身柄を拘束されていました。 和平合意が実現し、自由を手にした今、考えることがあります。 イスラム聖戦 マフムード・アル・アリダ氏 「シオニストに対する我々の敵意は終わらないが、戦いは別の形をとるかもしれない。私たちイスラム聖戦は、パレスチナの外の敵に武力を行使すべきではないと考えます」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2025

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