執行猶予中に、同じ犯行で逮捕です。※サムネは以前の犯行時のカメラ 山形市南松原の男(57)が、性的姿態等撮影の疑いで、きょう警察に逮捕されました。この男は以前も同じ罪で裁判を受け、今年1月に有罪判決が出されていました。 警察によりますと男は、5月3日の午後7時40分ごろ、山形市内のコンビニエンスストアのトイレに小型カメラを仕掛け、利用中の女性(60代)をひそかに撮影した疑いです。 通報を受けた警察が捜査をすすめ、この男の犯行とわかり、きょう逮捕しました。 この男は以前、同じようにコンビニのトイレに小型カメラを仕掛け100人以上を盗撮したほか、山形新幹線のトイレにも小型カメラを仕掛けて盗撮しようとしたとして有罪判決を受けていました。 ■男のトンデモ行動をふり返る ※今年1月30日の記事 コンビニエンスストアや山形新幹線のトイレに小型カメラを仕掛け、100人以上を盗撮した57歳の男の裁判がきょう行われ、山形地方裁判所は男に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。 判決を受けたのは、山形市南松原の無職の男(57)です。 判決によりますと、男は去年8月から9月にかけ山形市内の複数のコンビニのトイレに小型カメラを仕掛けて男女合わせて104人を盗撮したほか、山形新幹線つばさのトイレに小型カメラを仕掛けて盗撮しようとしました。 これまでの裁判で男は 起訴内容を認め、動機について「性的欲求を満たすため」と話していました。 また、犯行を繰り返したことについては「捕まるかもとは思いながら続けた」としていました。 ■求刑は 検察側は、平田被告の犯行について「常習性が高くさらに再犯の可能性が高い」として懲役2年を求刑。 一方、弁護側は「罪を認め真摯に反省している」として執行猶予付きの判決を求めていました。 ■■比較的長い執行猶予が言い渡されていた きょうの判決公判で山形地裁の佐々木公(ささき・こう)裁判官は、「少なくとも60回ほど同様の犯行に及んでおり、執着心の強さがうかがわれる。常習性は明らか」とした一方、「自分の愚かさを認識して反省を深めている様子が表れている」として懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。