傷害容疑などで逮捕され不起訴処分となった20代男性の弁護士が、虚偽有印公文書作成・同行使や、特別公務員暴行陵虐などの罪で告発した北海道警の複数の警察官について、札幌地検は24日までに不起訴処分とした。20日付。理由は明らかにしていない。 男性は2023年3~4月、同居女性への傷害容疑などで逮捕された。弁護士は告発状で、警察官らは逮捕の際、女性の承諾なく部屋の窓を割って室内に入ったのに「承諾を得た」とする虚偽の捜査報告書を作成し、緊急逮捕令状を請求したなどと主張していた。 不起訴処分を受け、弁護士は取材に「このような事案もあると知ってほしい」と話した。道警は「コメントする立場にない」としている。