広島市西区でベトナム国籍の女性が殺害された事件で、警察は25日、同じくベトナム国籍の女を強盗殺人の疑いなどで逮捕しました。 広島県警 若林栄児 刑事部長 「本日、被疑者を住居侵入・強盗殺人容疑で通常逮捕しました」 強盗殺人と住居侵入の疑いで逮捕されたのは、広島市佐伯区杉並台に住む、ベトナム国籍で技能実習生のディン・ティ・フォン容疑者(32)です。 警察によりますとディン容疑者は15日、西区中広町の集合住宅の一室に侵入し、グエン・トゥイ・ガーさんの頭や顔を、何らかのかたいもので複数回たたいて殺害し室内を物色した疑いがもたれています。 警察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。被害者との関係については捜査中としています。 また、殺害されたグエンさんは5月30日の夜、自宅近くで何者かに暴力をふるわれケガをしていて、警察が傷害事件として捜査をしていたことが明らかになりました。当時、グエンさんは暴力を受けた人物について「見知らぬ女」と話していたということです。 警察は今回の殺人事件と傷害事件との関連の有無も含め、事件のいきさつを調べています。