弁当105個詐取容疑で男を逮捕 自宅に毎日宅配させ踏み倒した疑い

会社経営者を装い、弁当を連日、自宅に宅配させた上で代金を踏み倒したとして、神奈川県警は27日、相模原市中央区の韓国籍で無職の男(60)を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。「お金がなかった」と容疑を認めているという。自分で食べるためだったといい「食べきれなかったぶんは捨てていた」と話しているという。 相模原署によると、男は7月13日~8月5日、同市中央区の弁当販売店に「会社をやっていて、事務員用の弁当を注文したい」とうそをつき、揚げ物や煮物などが入った日替わり弁当(1個約700円)を1日4個ずつ自宅アパートに配達するよう頼み、計23回にわたり弁当計105個(約7万8千円分)を配達させだまし取った疑いがある。 代金の支払日になっても入金がないことから、店が署に相談していた。店の関係者は、配達先がアパートで事務員がいる様子も確認できず、不審に感じていたという。 男は今月、同市内の別の弁当店からも同様に34回に渡り、ハンバーグやタコライス、ジャークチキンなどの弁当計564個(約26万円分)を配達させ詐取した疑いで逮捕されていた。同様の被害が他の弁当店でも3件確認されているといい、署は男が関与していないか捜査している。(奥田薫子)

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