安倍晋三元総理大臣を銃撃し、殺害した罪に問われている山上徹也被告の裁判員裁判が午後2時から始まります。 午後2時からの初公判では罪状の認否などが行われる予定で、山上徹也被告(45)が何を語るのか、注目されます。 山上被告(45)は3年前、奈良市で、安倍晋三元総理大臣を手製の銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。 山上被告は逮捕後の調べに対し、母親が多額の献金をしていた旧統一教会と安倍元総理に「つながりがあると思った」と供述しています。 裁判所近くの奈良公園では、けさから傍聴券の抽選が行われ、32席ある傍聴席を求めて727人が列を作りました。 【傍聴券を求めた人】 「ショッキングでしたね、日本でこんな事件が起こるんだ」 「自民党と統一教会の関係を(裁判で)やるわけじゃないでしょうけどどんな爆弾発言が出てくるのかなと期待しています」 裁判で弁護側は、殺意を認める一方、事件の背景に旧統一教会による「宗教被害」があったと主張する方針で、山上被告の境遇を踏まえた刑の重さが争点となる見通しです。