川崎の男性に女性装い「入院、手術費が必要」… 会わずに217万円だまし取った疑い 会社員の男を詐欺容疑で逮捕

恋愛感情に乗じて金を詐取する「SNS型ロマンス詐欺」で金をだまし取ったとして、神奈川県警中原署は28日、詐欺の疑いで、栃木県足利市、会社員の男(33)を逮捕した。 逮捕容疑は、2023年3月23日から同年5月20日までの間、交流サイト(SNS)で知り合った川崎市中原区在住の30代男性に、女性を装った上で、キャバクラの同伴違反による罰金の支払いや、入院、手術費が必要などとうそのメッセージを送り、24回にわたり、現金計約217万円を同容疑者が管理する口座に振り込ませてだまし取った、としている。 署によると、男は「私がやったことに間違いありません」と供述、容疑を認めている。 署によると、23年3月15日、男性がSNSで自己紹介を投稿。その後、男が偽名を使って女性に成り済まし、ダイレクトメッセージ(DM)を送った。連絡を重ねていく中で、男は女性の写真を自身と偽って送ったり、キャバクラの店員に成り済ましたりした。2人は直接会ったことや電話をしたことなどもなかった。 不審に思った男性が弁護士に相談。示談しようとしたが成立しなかったため、24年8月に県警に相談した。同年10月に署が被害届を受理し、捜査を進めていた。

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